丹波山村の「お松引き」

まるで春のような気候だった年末年始が過ぎ、
雪もついて気温も-10度を下回ることが普通になってきました。

絞ったタオルも凍る、キャベツも凍る、飲み残しのコーヒーも凍る!
それでも山小屋は通常営業!
怖いくらいキレイな日の出、日中のカラっと晴れた空、ピシーッと凍てついた星空。
これでこそザ・奥多摩の冬!
モノ好きな方は堪能しに来てください(^-^)。

さて、去ること1月7日(土)、(まだこの頃は暖かかったなぁ)
丹波山村のお祭り「お松引き」が開催されました。
小屋番Tと数名の常連さんたちと、
鴨沢の「山の休憩所かゑる」のご夫婦も一緒に
このお祭りに初めて参加してきましたので、おそくなりましたがレポートしま〜す。

半月ほど前からこのお祭りのポスターを小屋に貼っておいたのですが
実は私たちも、どんなお祭りなのかイマイチ分かっていませんでした(笑)。
聞いた話では
午前中は村の各地区に分かれて小さな「お松」を引き
午後から大きな「お松」が引かれるということ、
ミカン投げがあるらしいこと、
何やら「奇祭」と呼ばれているらしいこと…
くらいの情報で、ま、とりあえず行ってみることに。

午前中、私たちは押外垣(おしがいと)地区にお邪魔しました。
お祭りは……やってるのかなホントに?というくらい静かな通りを進んでいくと、
川上神社の前にどーん!おお、これが「お松」か〜。
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で、「引き」はどこに?とキョロキョロすると
押外垣地区の引き手のみなさんが公民館内で燃料(アルコール)補給しておりました\(^o^)/。
私たちもちょっとご相伴にあずかりまして……
人間エンジンが十分にあったまったら、引き始めまーす。
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けっこう手ごたえがあって楽しい〜!
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途中、何軒ものお家の前で止まってはお振る舞いをいただいたり、
ミカンを転がしたり踊りを踊ったり。
普段着でやってるところが何ともイイですね〜。
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そしてお松が止まる度に補給される燃料…。
常連Mさんと、かゑるの社長さんがどんどんゴキゲンになっていってました(笑)。

空いている畑へと引き込んで終了。
ここで一週間後の「お松焼き」を待つそうです。
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そして午後の部。
「お松」はどーんと大きくて、電線に引っかからんばかり(というか引っかかってました)。
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村の方たちも、観光客の方も大勢集まってきて、
樽酒も割られて振る舞われ、いろんな種類の澤乃井の一升瓶が回されて
(「澤乃井にこんなに味の違いがあったなんて!」とMさんが感動してました…が
たぶんもう味分かってなかったと思います(^_^;))、
ミカンもお餅もお菓子も投げられて賑やかです。
これだけ大きなお松が動くと、なかなかの迫力でした。
動画を撮ってみたのでご覧ください(^-^)。
https://youtu.be/t9JF783ZoO8

私たちはこの日、小屋に上がる予定にしていたので14:00頃おいとましました。
お祭りは16:00頃までで、これから盛り上がるのに〜!と聞いて、残念……。
続きはまた来年ですね。

え?飲んでる話ばっかりでよく分からんレポートだって?(^_^;)
このお祭りについての由緒、解説はこちらをご覧くださいませm(_ _)m。
http://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/kanko/images/omatsuhiki-info.pdf

小屋でお留守番してた小屋番T氏へのお土産はこちら。
丹波山村のヌルデの木を使った「勝ちの木守り」と
この日発売の「雲取山」2017m×2017年記念、特別ラベルの澤乃井です。
(このラベルのお酒は道の駅たばやまで販売しています。
現在売り切れ中ですが、再販予定です)
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さてこのお祭り、毎年1月7日に開催と決まっているそうです。
来年の1月7日は…日曜日です!
来年は1月6日(土)に七ツ石小屋にお泊りいただいた方と一緒に山を降りて、
一緒に大勢でお祭りに参加できたら楽しいなと思っています(^-^)。

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