小屋泊のルール改定について
2017年×2017mの雲取山イヤーも追い込み……のようで
七ツ石小屋もお客様が多い日が続いています。
これに対応するため、後手後手ながら
小屋泊のルールを改定させていただきました。
すでにご予約をいただいている方も、これからご予約の方も、
編集しなおしたこちらのページをお読みいただければと思います。
また、以下は七ツ石小屋泊がはじめての方や、自炊小屋・山小屋は初めてという方、
最近来られていない方・久しぶりの方へ
「七ツ石小屋泊の1日がどんな感じなのか」、
こちらも以前に書いた記事を改変してみましたので
小屋に来られるまえに一度目を通して参考にしていただければ幸いです。
例えばお客様が多い連休や土曜日、
鴨沢から七ツ石小屋へ来て宿泊、翌日雲取山をピストンして鴨沢に降りる場合です。
鴨沢から七ツ石小屋まではコースタイムで3時間。
ですが2時間で来られる方もいれば、
7時間かかった方もいらっしゃいます。
こちらのページを参考に計画を立て、逆算してお家を出発してください。
山小屋の鉄則「15時までに到着」を目指していただければ
途中何かあったときも対処する余裕が生まれます。
無事に小屋に着いたら、宿帳の記入・受付を済ませて、あとはごゆっくり。
もし到着が午前中であれば、その日のうちに雲取山にピストンされる方もいます。
雲取山は明日にするけどまだ元気!という方は、七ツ石山に行ったりも。
のんびりしたい方はテン場でボーっとするも良し、小屋の蔵書を読むも良し。
土間でティータイム、または早くもプシュっとあけちゃっても良しです。
客間は13畳。お布団12枚とザック置き場でぎっしりになります。全員同じ部屋です。
寝る場所は、予約のお客様がだいたい揃われたら
翌朝の出発時間やトイレが近い方などをふまえて、小屋番が決めさせていただきます。
ご予約は12名様で打ち切らせていただいておりますが、
予約なしの飛び込み宿泊の方がいらしたら、
寝るスペースを詰めていただく場合もあります。
たとえば二枚の敷き布団スペースに三名などで
寝ていただくことがあります(毛布と枕は十分な数あります)。
(連休や土曜日の場合です。平日はそんなに混み合いませんよ〜!)
最近は「完全予約制」の山小屋も増えてきていますが
この山域で「予約なしは完全にお断り」としたら遭難者が出てしまいます。
「七ツ石小屋は避難所としての役割をもっている」ということを
お客様もどうかご理解いただき、ご協力くださいますようお願いいたします。
自炊小屋なので、食事の時間にとくに決まりはありませんが
だいたい皆さん16〜17時くらいから土間で夕食作りを始められます。
ご自分の食材と道具はご自分でお持ちください。
同日になった方々と山談義をしながら自炊を楽しんでください。
土間には薪ストーブがあります。小屋番が必要と判断したら火を入れます。
お客様は薪ストーブには触らないでください。
ストーブにヤカンを乗せておけばお湯もできますが、時間がかかります。
自炊小屋ですので、基本的にご自分の火器をお持ちになってください。
小屋のレンタルの「ガスコンロ・ガス・お鍋セット」
(一台1000円、要予約。台数に限りあり)もありますが
複数人数での鍋メニューなどの用途とお考えください。
夜は20時に消灯です。
トイレに行くときはヘッドライトが必要です。そばに置いてお休みください。
翌朝、起床時間も自由ですが
だいたい、空が明るくなる頃(日の出30分前くらい)に起きられる方が多いです。
朝食も自炊ですからめいめいで作ってお食べください。
雲取山にピストンされるなら、コースタイムでは3時間半です。
余裕を持って7時くらいまでには出発すると良いですね。
不要な荷物は小屋に置いていっても結構です。
昼食は行動中に食べるか、戻ってきてから小屋で食べるかもご自由に。
小屋に戻ったらパッキングをし直して、
11時から12時くらいに下山開始する方が多いです。
なるべく13時までにはこの小屋を発ち、
日没前に余裕をもって国道まで下山しきれるようにしましょう。
「最終バスで帰ればいいや」ではダメですよ。
バス時刻ではなく日没時刻で行動計画をしてくださいね。